DTx研究会について
研究会の目的
本研究会は医療におけるデジタル技術、その中でもモバイルアプリケーションとウェアラブルデバイスの利活用の推進を目的とします。近年、慢性疾患の管理や治療を目的に ICT(情報通信技術)を活用したデジタルヘルス(digital health)システムが多数開発され、既に欧米では保険適用され臨床の現場に提供されています。このように治療に用いられる場合は Digital Therapeutics(DTx)と呼ばれ、日本国内でも禁煙・高血圧・不眠症の治療において SaMD(Software as Medical Device)が承認され、DTx は薬物に代わる新たな治療法として注目されています。
そこで当研究会では脇嘉代代表理事の脇 DTx 研究室の活動や研究経験をもとに、DTx の現状や課題を議論し社会実装を迅速に進めることを目的として、この研究会を設立・運営しています。
その目的を達成するために次の事業を行います。
DTx に関する調査及び研究
講演会、学術集会、討論会及び研究会(シンポジウム)等の開催
研究会誌(活動記録)の発行
国内外の関係団体等との連絡および提携
DTx の普及に向けた政策提言
その他本研究会の目的を達成するために必要な事業
入会をご希望の方はこちら
代表理事

東京大学大学院医学系研究科 社会医学専攻 医療情報学分野 准教授
脇 嘉代
理事 | 石川 俊平 | 東京大学大学院医学系研究科 衛生学分野 |
理事 | 土井 研人 | 東京大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学 |
理事 | 三村 維真理 | 東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科 |
理事 | 神田 直幸 | アステラス製薬株式会社 |
理事 | 阪口 岳 | 塩野義製薬株式会社 |
理事 | 吉田 彩 | Raxi株式会社 |
デジタルセラピューティクス(DTx)とは
デジタルセラピューティクス(DTx)とは、医学的なエビデンスに基づいて開発されたソフトウェアを使って、病気の治療や健康管理を行う新しい治療法です。スマートフォンのアプリや専用のデバイスを通じて、患者さん一人一人に合わせた治療やサポートを提供します。
生活習慣の改善を支援する DTx が保険適用となり、医師の処方の下で導入が進んでいます。現在、治験を実施している DTx も複数あります。また、DTx は、海外の多くの国で導入が進んでおり、日本でも普及してゆくことが期待されています。
入会をご希望の方はこちら